JS BAR

バーでの独り言

2000年を頂点として

誰でも自分の人生の背景にある時代の勢いに影響を受けない者はいない。私自身もそうである。貧乏に生まれてきた自分は運よく時代の勢いのおかげでなんとか生きることができた。それが自分の生まれてきた時代のカルマであることは事実である。しかし、その勢いは永遠でなかった。それに気がつくことができなかったのだ。時代の勢いを見誤ったのだ。それは2000年を境に潮目が変わったと言っていい。2000年までの考え方をそのまま続けて来てしまった。

私はもう予測はしない。ただ好きなことをやることに集中することにした。さまざまな課題を自分に課し人生の意味を考えていた。残念ながらビジネスでの成功ではないことがわかった。もう疲れてしまったのだ。

人生という大きな賭けに負けたと思っている。もし、スピリチュアルの世界では生まれてくる前に自分の人生を予習すると言われていいるが、そうだとすれば人生の賭けに負けることも予想できたのだろうか。もし、わかっていたならば、もっと保守的に振る舞っていただろう。

2019年にやっと目覚めることができた。しかし、それはあまりにも遅かった。もうそれ以前の価値観で生きてきたことで修正を行うことができなかったのだ。まあ、皮肉なもので、人生に余裕ができたからわかったのかもしれないが、そうであれば尚更もう少し早く目覚めることができたらと思う。

それはまさに風の時代を予言しているのかもしれない。

ただ、今を俯瞰することができないのだ。

書きながら想起されているのだが、まさに風の時代に対応しなければいけないのだ。風の時代とはなんだろうか?

私は愛の時代だと思っている。精神的な繋がりが物質的な繋がりよりも重要視する時代なのだ。そうだとしたら、それを感じ取ることができたのかもしれない。